成育支援局

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成育支援局

 成育支援局は,すべてのこどもたちとその家族が入院中でも安心して治療に臨み,療養生活をおくり,家庭に近い環境で成長と発達ができるように支援しています。こどもと家族の権利を守り,遊びや学校などの日常生活を大切にしています。また,退院後の生活がスムーズに送れるように地域にも働きかけています。チャイルド・ライフ・スペシャリスト(CLS),子ども療養支援士,保育士,臨床心理士,医療ソーシャルワーカー(MSW),ボランティアコーディネーター,看護師,認定遺伝カウンセラーなど複数の職種が連携しながら,こどもとご家族の心と生活を支えています。
 入院治療や療養生活をおくるこどもたちとその家族は多様な支援を必要としています。この多面的支援を実現するために成育支援局には数多くの職種が集まり,サポート内容により3つのグループに分かれて日々活動しています。

成育支援局図

こども育成支援グループ

保育士

 こどもが、自由にあそびを楽しめるような環境作りや集団活動の機会を提供し、様々な行事を企画、実施します。また、ご家族とのコミュニケーションをとりこどもの様子を伝え合いながら家庭的な雰囲気の中で日常生活の援助を行います。

  • (環境を整える)
     入院生活においては治療の場が生活の場になります。そのような環境の中でもこどものあそぶ権利や、あそびを保障することは私達の役割の一つです。あそびを保障するとは安心して過ごせる場と時間の確保、こどもの興味関心に応じた玩具や教材が準備されていること、あそびを見守る大人や友達の存在があること、と位置付けています。また、院内にはこども図書館や外来プレイルーム等の施設があります。玩具や絵本の整備などをボランティアさん達との協働により、管理運営をしています。
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  • (育ちを支える)
     日々、成長発達をしているこども達にとって他児との関わり合いは、社会性を促したり、コミュニケーション能力を向上させたりする為に重要な要素になります。主にプレイルームでの活動においては、個々のニーズに対応しながら、集団での経験も出来るように活動を計画しています。個室から出られないこどもに対しては、個室に訪問し保育活動を行います。また、拓桃館では療育の視点から、他職種とのケースカンファレンスや療育会議などで情報を共有した上で、保護者支援を視野に入れた親子入院、15歳以上のこどもには学習支援や発達段階に合わせた生活支援として学卒活動を行い、未就学児へは集団保育を行っています。
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  • (行事の企画・実施)
     保育士は院内にある行事委員会の事務局として、他職員と共に、入院生活に変化と彩りを与えられるように季節の行事やさまざまなイベントを企画しています。
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チャイルド・ライフ・スペシャリスト/子ども療養支援士

 チャイルド・ライフ・スペシャリスト(CLS)、子ども療養支援士(CCS)は、病院という非日常な環境において、お子さんやご家族が感じる不安やストレスを少しでも和らげ、成長・発達を支援し、こどもが本来持っている力を発揮できるようお手伝いします。そして、お子さんが前向きに安心して医療を受けられるよう、こどもの意志や気持ちを尊重した支援を行うことで、こどもと家族が中心となる医療を目指しています。

《活動内容》

  • 発達年齢に応じた遊びや活動を提供します。
  • こどもの理解力に合わせて病気や検査の話をし、「こころの準備」をして臨めるようにお手伝いします。
  • 医療行為や入院生活が心の傷になることを防ぐために、不安や恐怖などのさまざまな気持ちを表出できるよう援助します。
  • 検査や処置中の精神的サポートを行います。
  • 家族、きょうだいの精神的サポートを行います。

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地域・家族支援グループ

臨床心理士

お子さんやご家族が安心して気持ちや考え、持っている力を表現できるような場の提供を心がけています。

  • 検査とフォローアップ
     知的発達面や心理面の検査で得られた情報や、遊びの場面や日常生活の様子についての情報を通して、その子らしさをより理解しかかわり方などをご家族と一緒に考えていくことで、お子さんの成長、発達のお手伝いができればと考えています。
  • 心理療法・相談
     治療や将来への不安、集団生活へのなじみにくさや対人関係の持ちづらさ、子育ての不安や気分の落ち込みなど、さまざまなこころの相談に対応しています。お子さんとご家族が言葉や遊びを通して気持ちを表現し、問題を整理していけるよう相談援助に努めています。
医療ソーシャルワーカー

 病気になるとそれまでになかった心配事や悩みが生じ、療養を続けながら、ご家族だけで乗り越えるには大変なことも多くあります。ソーシャルワーカーは、お話を伺いながら内容を整理し、解決の糸口をいっしょに見つけられるようにお手伝いしたいと考えています。具体的には①療養中の心理的・社会的問題について②退院について(退院後の生活の不安を軽減する為、必要なサービスの内容等を関係職種とともに把握し、いつでも相談しやすい関係作りを目指します。)③社会復帰について(主に就学や復学のサポートを中心に、療養しながら学べる場を調整します。)④受診・受療について⑤経済的問題について(ご家族が医療費、生活費にお困りの場合に、助成制度や公費を行政・保健等の機関と連携を図りながら、適切な利用ができるように援助します。)⑥地域活動について(お子さんとそのご家族が地域で暮しやすい環境になるよう、関係機関等と連携します。)の支援を行っています。
 なお①〜⑥の他に拓桃館 医療ソーシャルワーカーは、契約入所・親子入所等に関する相談・手続を行っており、相談室も本館 患者相談窓口(家族支援室)とは別に拓桃館1Fに相談室を設置しています。

看護師

 成育支援局の看護師は、在宅療養支援・継続看護、地域との連携、看護相談を行っています。在宅療養支援・継続看護では、退院を迎える患者さん・ご家族や、外来通院中
の患者さん・ご家族が生活の変化や自宅での医療行為がイメージでき安心して生活できるように支援することを目標に活動しています。内容は外来と病棟の調整や在宅生活のアドバイスや必要物品の提供、医療機器業者との調整などです。地域連携では看護サマリーの送付、保健師や訪問看護ステーション、学校などと連絡をとり安心して地域での生活ができるよう連絡・調整をしています。また、育児や家族のかかわり方などさまざまなご相談があり、面談やお電話で対応しています。
 これからも医師、病棟・外来、他部門との院内連携に留まらず、地域との密な連携を行い患者さん・ご家族の支援をしたいと思います。

「おうちに帰る準備BOOK~医療的ケアを必要とするお子様のために~」

認定遺伝カウンセラー

 遺伝・遺伝性の病気、遺伝子の変化について、専門的な立場から相談をお受けします。心理的な負担や家族の問題に関わりますので、一人で悩まず、お話してください。また、継続的な支援も行っていきます。

ボランティアグループ

ボランティアコーディネーター

 こども病院を支援してくださるボランティアの方々の受入れ手続きを行います。また、ボランティアの活動がこどもとご家族に安らぎと快適さを提供し、ボランティア自身も楽しく充実した活動となるようにサポートします。

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