病院からのお知らせ

2013年10月15日

当院における食物アレルギーに対しての診療方針

当院における食物アレルギーに対しての診療方針  

当院は日本アレルギー学会の教育施設認定病院で、日本アレルギー学会認定指導医、専門医がおり、日本小児アレルギー学会、厚生労働省で推奨する食物アレルギーに対しての診療を行っております。これらの診療は食物アレルギー診療ガイドライン、食物アレルギーの診療の手引き、食物アレルギー経口負荷試験ガイドラインに基づいて行っています。原因食物に対するアレルギーの診断は、アレルギーの血液検査や皮膚テストなどの結果のみでは正確な診断はできません。しかし、アレルギー専門医のいない医療機関の多くでは、血液検査や皮膚テストの結果で食物指導を行われているのが現状です。そのため、必要以上の食物除去を指導され、栄養状態が悪くなる患者さんもおられます。正確な診断をするためには、食物負荷試験が必要です。しかし、食物負荷試験では時に重篤なアレルギー症状が出現することもあるため、それに対応するための準備と医師の経験が必要です。宮城県では食物負荷試験ができる施設が少ないため、あまり食物負荷試験が一般化されておりませんが、当院では年間800例以上の食物負荷試験を行っており、その上で、栄養指導を行っております。

 さらに、倫理委員会の承認のもとに、食物アレルギーの耐性が難しい患者さんに対しては、経口免疫療法(経口減感作療法)を行っております。現在約100人の患者さんが治療中です。

また、当院は地域医療支援病院で、紹介予約制を取っているため、食物アレルギーの患者さんがかかっている医療機関の医師(かかりつけ医)と連携をとりながら、定期の診察、検査、食物負荷試験、食事指導などを行っております。かかりつけ医の先生とご相談の上、当院へご紹介いただいて下さい。

さらに、宮城県教育委員会や仙台市教育委員会を通して各学校を支援し、各学校での食物アレルギーでお困りの患者さんがいる場合、各教育委員会を通して相談を受け付けておりますし、学校医からの紹介も受け付けております。患者さんのご紹介方法については、当ホームページの「患者さんご紹介の手引き」をご参照下さい。

食物負荷試験について

 食物負荷試験とは、目的の食品を実際に食べてみて、症状が出るかどうか確認をする検査です。症状が出た場合は負荷試験陽性となり、除去を続けることとなり、症状が出ない場合は、負荷試験陰性となり食べられることが分かります。しかし、食物負荷試験は時に重篤なアレルギー症状が出現して、危険を伴うこともあるので、経験のある病院で行うことを勧めます。

当院での食物負荷試験の手順

 食物負荷試験は多くの場合、入院して病棟で行うこととなります。月曜日から金曜日の平日に行っております。
 負荷試験の予約や、具体的内容の説明に関しては、外来受診時に外来担当医にお尋ね下さい。

 

経口免疫療法(経口減感作療法)について

 食物アレルギーの耐性が難しい患者さんを中心に行っております。当院倫理委員会で承認された説明と同意が必要です。経口免疫療法の予約や具体的内容の説明に関しては、外来受診時に外来担当医にお尋ね下さい。

PAGE UP