診療科・部門紹介

脳神経外科

外来週間担当表

診療内容

 宮城県立こども病院脳神経外科は東北地方で唯一の小児脳神経外科専門施設です。診療対象は小児のみならず,小児に多い疾患の成人例も診療しています。特にもやもや病,二分脊椎,小児脳腫瘍,頭蓋咽頭腫,水頭症,胎児水頭症などの疾患の診療に関しては,我が国を代表する施設の一つとして精力的に取り組んでいます。疾患によっては東北大学脳神経外科,広南病院,鈴木二郎記念ガンマハウス,仙台市立病院 林 俊哲先生等と連携して治療を行います。

 専従医師は白根礼造,君和田友美の2名ですが,いずれも脳神経外科専門医取得後に一般脳神経外科の経験を十分に積んだ上で小児脳神経外科分野を担当しており,脳神経外科疾患全般に対応可能です。また本院は胎児水頭症診断の二次施設として当院産婦人科,新生児科と連携を取って診療に当たる他,もやもや病患者さんの分娩など,脳神経外科的問題点を有する方々の出産に関する問題点にも取り組んでいます。

 当科での脳神経外科手術の特徴は,可能な限り手術創を小さくし剃髪も最小限にとどめる事にあります。これは早期の復学復職に際しての身体的及び精神的負担を軽減するためです。開頭範囲や脊椎骨に対する手術操作も必要最小限にとどめて,いわゆる鍵穴手術(Keyhole Surgery)を基本としています。このような操作によって手術の難易度が高くなると考えられますが,顕微鏡手術と内視鏡手術,ナビゲーションシステム,術中神経生理学的モニタリングなどを融合させる事によって可能なものとなっています。その結果として入院期間が短縮され,大半の手術においては10日以内の入院のみで自宅退院となります。

 小児脳神経外科疾患の中で最も多いのが水頭症です。新生児期には術後の感染が問題とされていますが,我々は手術野を清潔に保つ独自の管理法で良好な治療成績を上げています。その結果として抗生物質の投与量を減じる事が可能となり副作用や合併症を減らすことができました。

 もやもや病はここ仙台で名付けられた疾患です。当院では小児成人を問わず多くの方々の治療を行っています。特に病変の進行が急激な3歳以下の幼児や既に治療を受けた後にも拘らず症状の見られる方等,そのほか本疾患特有の問題を抱えた方々の診療にも取り組んでいます。

 二分脊椎に代表される脊髄の先天異常は個々の患者さんによって病態がさまざまです。当院では胎児期診断から成人期にいたる多種多様な問題に関して泌尿器科,整形外科,形成外科,小児外科などの関連各科と共に診療に取り組んでいます。

 小児脳腫瘍に関しては特に頭蓋咽頭腫の患者さんが多く集まります。治療に難渋する事の多い疾患ですが患者さんに負担の少ない手術法,治療法を選択し良好な成果を上げており主要学会や論文等で常に治療成績を公表しています。

 頭蓋縫合早期癒合症は形成外科と合同で治療に当たります。国内他施設と連携のもとで最新の理念を取り込んだ治療を行っています。

対象疾患

  • 水頭症
  • 二分脊椎
  • 頭蓋縫合早期癒合症
  • 中枢神経系先天異常全般
  • もやもや病
  • 小児脳腫瘍
  • 頭蓋咽頭腫
  • 乳児頭蓋変形に対するヘルメット治療

以上を中心に小児脳神経外科疾患全般

ドクター紹介

白根 礼造 しらね れいぞう
職名副院長 兼 診療部長 兼 脳神経外科科長
診療領域・専門領域脳神経外科
資格等日本脳神経外科学会専門医
日本小児神経外科学会理事・庶務会計幹事
日本脳卒中学会評議員
日本脳循環代謝学会評議員
国際小児神経外科学会理事
君和田 友美 きみわだ ともみ
職名部長
診療領域・専門領域脳神経外科
資格等日本脳神経外科学会指導医・専門医
日本小児神経外科学会評議員
日本脳卒中学会専門医
小濱 みさき こはま みさき
職名医長
診療領域・専門領域脳神経外科
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