2022年4月、宮城県立こども病院循環器センターを開設しました。
心臓血管外科、循環器科、集中治療科、新生児科、産科などが協力し、重症心疾患児に対しての高度先進的および集学的治療を実施し、重症心疾患患児のさらなる治療成績向上を目指していきます。

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開設にあたって

宮城県立こども病院循環器センターが、2022年4月より重症心疾患患児に対する高度先進的および集学的治療の実施を目指して開設されました。当院開院2年後の2005年4月以来、心臓血管外科、循環器科との協力体制のもと、県内の先天性心疾患治療の中心としての役割を担ってきましたが、近年は県外からの紹介患者の増加に伴い高度医療を提供する病院として、その重要性はさらに高まっています。従来、集中治療科、新生児科、産科など循環器関連科の協力体制はあったものの、各科のみならず関連各部署の役割分担を明確にして連携体制を強化し、新たな組織基盤を設けることによって、重症心疾患患児のさらなる治療成績向上を目的として循環器センター設置に至りました。

特徴

当センターの特徴の一つは、出生前(胎児)診断から分娩、新生児期、検査、手術、さらには手術後の集中治療、退院前の病棟での診療まで一貫した治療計画を行えることにあります。近年、県内外の紹介元を含めた出生前診断率は高い水準にあり、紹介された時点から治療の方針を産科、新生児科、循環器科と連携し、適切な診療が行えるようになりました。

また、産科病棟、NICU、手術室、カテーテル検査室、PICU、循環器病棟がすべて一つのフロアに集約されており移動が少なく、素早い対応が求められる心疾患に理想的な環境となっています。
2019年より紹介元病院からスムースな診療移行を実現するために、一定の条件下に当院の救急車を使用した近隣県への患児の迎え搬送を始めました。

診療内容

当センターでは、生まれつき心臓に病気のある先天的心疾患のお子さんに対する内科的或いは外科的診療が中心になります。それ以外では不整脈、肺高血圧症、川崎病に合併する心疾患や心筋炎、心筋症なども対象となります。前述のごとく出生前診断から始まり新生児期(生後1か月以内)に手術が必要となるお子さんや、乳幼児期になってから治療介入する場合、また学童期以降に不整脈や心不全症状が現れて初めて心臓病に気づかれ治療に至る場合もあります。

また、多くの心臓病児の治療成績の向上に伴い、成長されて成人になっても継続的経過観察や外科治療を含めた何らかの治療介入が必要とされる患者数も激増しています。いわゆる成人先天性心疾患患者様ですが、当院ではスムースな移行期医療が実行できるように主に東北大学病院成人先天性心疾患外来と連携して随時紹介しています。

お子さんが心臓病と診断がついた時、驚きとともに不安に駆られることは容易に想像されます。少しでもその不安が軽減されるように、循環器センターでは、循環器科、心臓血管外科、集中治療科、新生児科、産科、麻酔科の各科医師、看護師のみならず、臨床工学、放射線、臨床検査、薬剤各部門のスタッフと密に連携したチームで診療にあたっており、東北初のこども病院および循環器センターとして、県内外を問わずできるだけ多くの患者さんを受け入れ、生まれつき心臓に病気を持つこどもたちがそれぞれに元気で楽しい人生が送れるように努めています。

 (センター長より)

準備中

循環器センター センター長
崔 禎浩 (心臓血管外科)

循環器センター 副センター長
小澤 晃 (循環器科)

関連診療科のご紹介

手術実績

心臓血管外科 診療実績

カテーテル検査・治療実績

循環器科 診療実績

そのほかの実績

準備中

書籍・論文・学会発表

準備中

患者様に関する相談・紹介

循環器疾患の患者様についてのご相談・ご紹介を受け付けております。

相談窓口

1.電話

当院代表(0570-003-876(ナビダイヤル))より循環器科の当番医師へご連絡ください。24時間対応いたします。

2.循環器センター相談フォーム

相談フォーム

予約窓口

0570-003-876(ナビダイヤル)
平日8時30分〜17時00分

迎え搬送

当院では当院救急車による近隣県やJR仙台駅への迎え搬送を行なっています。迎え搬送の詳細に関しては相談窓口(電話またはメール)にお問い合わせください。

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