病気のこどもとご家族を支える病院であり続けるために
2026年4月1日に今泉益栄前理事長の後任として理事長を拝命しました。東北唯一の小児・周産期専門病院の舵取り役として、課せられた使命と責任の重さを痛感し、一層身の引き締まる思いでおります。
宮城県立こども病院は2003年11月に東北地方初の小児・周産期高度専門医療施設として開院し、2016年3月に宮城県立拓桃園と統合しました。これにより、急性期から慢性期、リハビリテーション、在宅医療までを一貫して担う小児医療・福祉施設となりました。宮城県内のみならず東北全域の医療施設から多くの患者さんをご紹介いただき、心から感謝申し上げます。
一方、この間に急速な少子化の進行、小児の疾病構造の変化など、小児医療を取り巻く環境は大きく変化しました。また、治療の進歩に伴う医療的ケア児の増加や、在宅医療、さらに成人移行支援への対応が求められています。そして、多くの公的病院や小児病院と同様に、現在の厳しい経営状況を改善することが最も重要な課題となっています。経営基盤を安定させ、こども病院が果たすべき役割を実現し継続していくために、現実を直視しつつ、社会の変化に適応して、勇気をもって自ら変革していく所存です。
開院から23年が経ちましたが、病気のこどもとご家族を支える病院でありたいと願う当初の理念はいささかも変わりません。今後も東北各県の大学病院および中核病院、地域医療を支える市中病院やクリニックとの連携をなお一層強化して、当院の強みである先進的なチーム医療を提供し、引き続き高度な小児医療・療育を実践してまいりますので、これまで同様ご支援を賜りますようお願い申し上げます。
宮城県立こども病院
理事長・院長 虻川 大樹
