成人移行期支援外来  

概要

平日の午前2枠(9時30分・10時)、午後2枠(14時30分・15時)で、治療をしながら大人になる成長過程で生じる、様々な疑問や問題に対して相談に応じるための外来を設けています。外来受診の基本的な対象の方は、長期的な経過をたどる慢性疾患の患者さんおよびそのご家族であり、自分自身の病気と向き合い、社会とのつながりを持ちながら病気とともに歩んでいくために必要な支援を行っていきます。

具体的な取組み

  • 「成人移行期支援外来」を受診して疾患や薬剤についての認識、自己管理項目などを評価し、段階的に自立のサポートをします。
  • 診療科や疾患によっても異なりますが、適切な時期から患者さんと親御さんを別々に診察室でおはなし(診察)をしていきます。
  • 自立度や問題点に応じて適切な職種のスタッフが相談に応じていきます。
  • 成人診療科へ移る準備をしていきます。

外来受診の手順

  1. 病院スタッフが患者さん・ご家族へ成人移行期支援についてリーフレットなどを用いて説明する。
  2. 予約された日時の「成人移行期支援外来」を受診する。
  3. 主に外来看護師が移行チェックリストなどのツールを用いて聞き取りを行う。
  4. 聞き取り情報をもとに医師・看護師・薬剤師・医療ソーシャルワーカー・チャイルドライフスペシャリストなどのスタッフが協議をしながらその後のフォローを行い、必要に応じて複数回にわたり「成人移行期支援外来」を受診する。

受診方法

主治医を通してご相談ください。

移植後フォローアップ外来
(SCT:Stem Cell Transplantation外来) 

概要

毎月第2火曜と第4金曜の午後に造血細胞移植後の患者さんに特化した長期フォローアップ外来を設けています。当外来では患者さんやご家族とのお話し合いを通じて予防接種や体調管理の検査についてスケジュールを立てるなど、きめ細かい診療を行っています。患者さん一人一人について、事前に担当者間で病状や治療方針など情報共有を行ってから、診療に臨んでいます。

外来担当者

日本造血・免疫細胞療法学会が主催する「同種造血細胞移植後フォローアップのための看護師研修会」を履修した看護師6名と血液腫瘍科医師5名が担当しています。

受診方法

主治医を通してご相談ください。

皮膚・排泄ケア外来
(WOC:Wound Ostomy Continence 外来)

概要

専門的な知識と技術をもった看護師が、褥瘡や傷のケア、ストーマケア、失禁ケアについて相談をお受けしています。入院時から退院後までの継続的な関わりを通して、患者さんやご家族の状況を踏まえたケアを検討し、自宅での生活をよりよいものにできるようお手伝いをしています。
今のケアで良いのか、皮膚がただれてしまいケアに困っているなどありましたら、どうぞお気軽にご相談ください。

診察日、診察時間:木曜日 9時から16時
※木曜日以外の受診も対応しておりますが、待ち時間をいただく事があります。

外来担当者

皮膚・排泄ケア認定看護師2名が担当しています。

受診方法

主治医もしくは看護師を通してご予約ください。