当院では、平成22年4月に東北大学大学院医学系研究科連携講座「先進成育医学講座」を開設し、「小児血液腫瘍学分野」、「発達神経外科学分野」、「胎児医学分野」、「小児包括リハビリテーション医学分野」の4分野で大学院生を受け入れています。

この連携講座は、東北大学との「成育医療研究・人材育成の連携に関する協定」に基づいて、成育医療における基礎及び臨床研究の推進と拠点整備、並びに成育医療を支える多角的な人材育成を目的としています。

成育医療の領域は治療困難な疾患が少なくないですが、生命科学と成育医療の進歩により、新たな診断法や治療法の開発とその臨床応用が期待されます。

当院の連携講座には博士課程と修士課程があり、医師のみならずコメディカル従事者も受け入れています。社会人として働きながら大学院生として教育を受け研究に携わる生活は多忙ではありますが、自らを高めキャリアアップできる機会でもあります。成育医療に関心のある医療者の参加を期待します。

分野 研究テーマ
小児血液腫瘍学分野
客員教授 今泉 益栄
(宮城県立こども病院理事長)
  • 血液腫瘍疾患の病態解析に基づいた診断、治療法の開発
発達神経外科学分野
客員教授 白根 礼造
(宮城県立こども病院副院長
兼診療部長)
  • 発達期の神経外科学
  • 発達期の中枢神経画像診断
  • 発達期脳の循環代謝
胎児医学分野
客員教授 室月 淳
(宮城県立こども病院産科科長)
  • 胎児循環の新しい評価法
  • 子宮内環境によるエピジェネティックな変化
小児包括リハビリテーション医学分野
客員教授 萩野谷 和裕
(宮城県立こども病院副院長
兼神経科科長)
  • 障害児・者家族のレジリエンスの検討
  • 家庭でのリハを継続させる要因の検討
  • 療育のアウトカムに関する基礎調査
  • リハビリテーションによる脳内変化の機能画像解析

東北大学大学院医学系研究科連携講座については、次のURLをご参照ください。
https://www.med.tohoku.ac.jp/about/org/related/index.html

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