小さな命と向き合い、未来につなぐ

看護師 12年目
肩書:看護師
所属:NICU

当院を選んだ理由やきっかけ、当院のいいところを教えてください

弟が生まれつき障がいを持っており、母が在宅で日常の世話をしている姿や、長男である自分も手伝うなど、母や自分の経験を活かせるのではと思い、小児科で働くことを目的として看護学部に入学しました。どの小児専門病院に就職するか悩みましたが、建物の外観や内装など、当時の学生の視点から見ると、当院の印象が強く残り決め手となりました。
入職すると、小児科という漠然としたイメージから、小児の各専門分野に分かれた部署配置となります。日々、専門領域の学び、発見、経験を繰り返し、自身の成長を感じることができます。

仕事の様子

仕事で気をつけているところや当院の特徴を教えてください

私はNICU(新生児集中治療室)に所属しています。新生児のご家族に対して、内に秘めている不安や気持ちを表に出してもらえるような働きかけを意識しています。面会時間には一緒にお世話をするなど、新生児と家族のつながりの時間を大切にしてもらえるようにしています。また、自分の焦り・緊張・不安を表に出さないことにも心掛け、患者家族や後輩スタッフに安心感を持ってもらえるように気をつけています。安全な看護、家族からの信頼、確実な観察ができるように「報告・連絡・相談」をしっかりとしています。
看護部でPNS®※が導入されてから、先輩後輩のコミュニケーションが取りやすい職場環境になり、とても明るい雰囲気になりました。PNSによる補完体制が充実しており、休憩時間の確保や時間外勤務もほとんどありません。
当院は看護キャリア開発システムが構築されており、レベル別の到達目標・領域到達目標が設定され、それぞれの研修が整備されています。看護師それぞれが自身の仕事・キャリア・ライフイベントに対する価値観を持ち、自己実現を図っていると感じています。私自身も、こどもがまだ小さいため、ワーク・ライフバランスを保てるようにしています。

※PNS®: Partnership Nursing System(パートナーシップ・ナーシング・システム)の略。看護師が安全で質の高い看護を提供することを目的とし、2人の看護師が良きパートナーとして、お互いの特性を活かし、相互に補完し協力し合う看護提供方式のこと。

当院を目指す方にメッセージをお願いします

当院は、早産低出生体重児から思春期・青年期と対象となる年齢層が広く、各分野に分かれているため、同じこども病院のスタッフでも業務内容や覚えることは全く異なります。対象が小児であるため、こどもと家族の双方に対応できる高いコミュニケーションスキルが必須となります。家族との信頼関係を築くことで、はじめて退院というゴールに向かってともに協力しあうことができるようになります。退院したこどもが、NICUに訪れてくれた時は、とてもやりがいを感じます。大変な治療を乗り越え、一緒に笑いあえるということは本当にうれしいです。患者さんとは、たくさんの出会いもありますが、別れもあります。その一つひとつの経験を大切な自分のキャリアとして積んでいけるよう、当院の看護経験を通して一緒に感じてみませんか?

1日のスケジュール

8時15分から
8時30分
出勤、情報収集
8時50分 申し送り、ケア・処置・家族対応などの業務
12時から13時 休憩
13時から 業務、委員会など
17時15分 退勤
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