小児用の薬の特色

小児は大人に比べて薬の使用量が少なく、また発達段階によってその子に合った量を決める必要があります。
また大人用の錠剤やカプセルはそのままでは飲み込めないですし量の調節もできませんので、粉砕して調剤することがあります。粉薬やシロップ薬では味・においが苦手など、服用(使用)する方法についても工夫が必要になります。

お薬の飲み方・使い方について

お薬には様々な剤形(粉末、錠剤、カプセル、液剤、点眼薬、坐薬等)があります。お子さんが薬を飲みたがらない、坐薬の入れ方がわからないなど、お薬の使用に関して不安がある場合には薬剤師にご相談ください。
また、下記リンクも参考になります。

お薬手帳を活用しましょう

病院での診察時や調剤薬局では、かならず「お薬手帳」を提示するようにしましょう。「お薬手帳」は、処方された薬の記録であるだけでなく、他の医療機関で出された薬と当院で処方する薬の飲み合わせ(相互作用)や重複について医師や薬剤師が確認します。また薬を服用(使用)中の出来事の記録にもご使用ください。気付いたことはこまめに記録し、普段の様子を病院・調剤薬局へ伝えるツールとして活用しましょう。

院外処方せんのご案内

当院では、厚生労働省が推進する医薬分業の趣旨に添って、すべての外来患者の皆様を対象に院外処方せんを発行し、お薬は院外の保険薬局で受け取っていただいています。

院外処方せんの利点

院外処方せんとなることで、病院と薬局の二箇所を回る手間がかかるといった欠点もありますが、次のような大きな利点があります。

  • お薬に関する質問に対して、保険薬局の薬剤師がていねいに説明してくれます。
  • かかりつけ薬局を決めておくことで、複数の医療機関にかかってお薬をもらわれた場合でも、薬局の薬剤師が薬歴簿を作って管理してくれますので、お薬の重複や相互作用(飲み合わせの悪いもの)などをチェックすることができます。
  • お薬の待ち時間が短くなります。

院外処方せんの注意点

  • 院外処方せんには有効期限があります。発行日を含めて4日間(土・日、祝日も含む)です。期限を過ぎてしまうと調剤薬局で受け付けてもらえないほか、再発行には健康保険の適用が出来ませんので、その発行料に加え調剤薬局でのお薬代も含みすべてが全額自己負担となってしまいます。くれぐれも処方せんの期限にご注意ください。
    ※4日間以内に受け取れない事情がある場合、医師へ診察時にご相談いただければ期限の延長もできます。
  • 事前にお薬の情報を調剤薬局へ伝えておくと、スムーズに薬のお受け取りができます。本館1F会計窓口前のホールと拓桃館会計窓口横に処方せんのFAXコーナーがありますのでご利用ください。また、調剤薬局に関するご相談も受け付けていますのでお声がけください。

お薬がもらえる薬局は?

「保険調剤」「処方せん受付」などと表示されている保険薬局であればどこでも当院の処方せんを受付けてくれます。FAXコーナーに地域ごとの保険薬局検索webサイトを案内しておりますので、自宅の近くなどご都合の良い保険薬局をお選びください。その際、当院の薬剤師がお手伝いいたしますので、お気軽にご相談ください。

入院する患者さんへ(持参薬のお願い)

当院では、原則持参薬は使用せず、入院中は当院で採用しているお薬に切り替えて、服用していただきますが、入院時に現在服用中のお薬を確認いたします。薬剤師は持参薬、サプリメントや健康食品、アレルギーや副作用に関する情報を早く的確に把握し、主治医が良質で安心・安全な薬物療法を行うサポートをしています。入院の際は、お薬だけでなく、薬袋・お薬の説明書やお薬手帳も大切な情報源ですのでお持ちください。

お持ちいただくお薬・書類

  • 入院される診療科のお薬、他の診療科のお薬、他の病院のお薬
  • のみ薬以外のお薬(インスリン、湿布、塗り薬、目薬など)
  • お薬手帳または、お薬の説明書
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