概要

当院には公益社団法人日本看護協会が認定した専門看護師、認定看護師、認定看護管理者や、学会等の認定資格取得者が多数在籍しています。
院外からの研修等のご依頼は看護部にお問い合わせください。
※「専門看護師」「認定看護師」「認定看護管理者」は日本看護協会の登録商標です。

専門・認定看護師

  • 専門看護師
  • 認定看護師
  • 認定看護管理者

特定の専門看護分野において卓越した看護実践能力を有することを認められた看護師です。複雑で解決困難な看護問題を持つ個人、家族および集団に対して水準の高い看護ケアを効率よく提供し、保健医療福祉の発展や看護学の向上をはかることを目的としており、専門看護分野において主に「実践」、「相談」、「調整」、「倫理調整」、「教育」、「研究」を行っています。

小児看護

認定者名
鈴木千鶴、橘ゆり

主な活動内容

子どもや家族が病気や治療に対する理解を深めるための手助けや、進学・就職支援、意思決定支援など「子どもと家族が持っている力を最大限引き出す」ために多職種と連携した支援を行っています。また、子どもの反応から「何かおかしい」「私たちができることは何があるだろう」など、小児看護に携わる医療スタッフが抱えるさまざまなモヤモヤに対し、より良い支援内容を一緒に検討しています。
他に、院内の看護研究の支援者として携っています。「研究をして良かった」と研究の楽しさや達成感を得られる支援を行っていきたいと考えています。

家族支援

認定者名
葛西香織

主な活動内容

病気の子どもを含めた家族全体への支援を行います。家族の一員である子どもが病気になった時、治療法の選択や養育、生活など、様々な困りごとや気がかりを抱えることがあり、家族の力が不可欠です。そのような家族が「その家族らしく」歩めるよう、家族が本来もっている力を最大限に発揮し、主体的に課題を解決できるような支援を目指します。また、家族と医療従事者を繋ぎ、多職種と調和を図りながら互いに納得のできる支援体制を構築していきます。その他、家族への関わりに悩む医療従事者に対しても相談、研修会の開催などを行います。

特定の看護分野において熟練した看護技術と知識を認められた看護師です。水準の高い看護実践を通してケアの質を向上させることを目的としており、看護現場において主に「実践」、「指導」、「相談」を行っています。

感染管理

認定者名
森谷恵子、佐藤弘子

主な活動内容

多職種で構成された感染管理室に所属し、ICT(Infection Control Team:感染制御チーム)やAST(Antimicrobial Stewardship Team:抗菌薬適正使用支援チーム)の中で組織横断的な活動をしています。院内感染防止を目的に、患者さんやご家族および職員など、病院に関わるすべての人々を感染から守るために、院内ラウンド、サーベイランス、院内感染対策マニュアル作成や周知、感染症情報の発信、職員教育などを行っています。 また、地域の医療施設や小児専門医療施設との連携における相互チェックにより、水準の高い感染管理を目指しています。これらの活動のすべては院内感染のリスクを最小に抑えることであり、患者さんが安心して清潔な環境で療養できるよう活動していきたいと考えています。

皮膚・排泄ケア

認定者名
齋藤弘美、村山佳菜

主な活動内容

創傷・ストーマ・失禁の分野に関して専門的な知識と技術をもって、患者さんやご家族、医療スタッフを支援しています。創傷ケアでは、褥瘡予防や皮膚トラブルが発生した際、傷の状況に応じたケア内容の検討、ストーマケアでは、術前から退院後までの継続的な関わりの中で、患者さんに合わせたストーマ装具の検討や皮膚トラブルの対応、失禁ケアでは、排泄障害をもった患者さんが自宅でよりよく過ごせるようなケアの検討を行っています。患者さんの成長発達段階に合わせたケアが提供できるように心がけて活動していきたいと考えています。

小児救急看護

認定者名
安部緑梨

主な活動内容

子どもの病態の緊急性をすばやく判断するとともに、根拠に基づいた救急看護、育児不安や虐待への対応を専門としています。病院という普段とは異なる環境の中でも、「こどもの権利と尊厳を保障する」ことを基盤に、さみしさや不安、恐怖を感じるお子さんの成長発達に合わせた関わりを大切にし、最善の治療が受けられるよう多職種とも連携しながら活動しています。また、院内の救命技術の向上を目指した環境の整備、院内外での救命技術や虐待の研修会を行っています。今後は、地域における子どもとご家族の社会資源となれるような活動もしていきたいと考えています。

新生児集中ケア

認定者名
星恵美子、長澤朋子

主な活動内容

出産予定日よりも早く生まれて体重が小さかったり、病気を持って生まれたりした新生児はさまざまなサポートを必要としています。そのような赤ちゃんに対して、ストレスの少ない環境で治療が受けられるように環境を調整し、早く状態が安定するように支援を行っています。また、予想していなかった出来事に戸惑い、不安を抱えているご家族の相談に応じ、赤ちゃんの成長をご家族と一緒に見守りながら、新しい家族の始まりを支えられるように関わっています。そのほか、院内外で新生児の特徴や新生児のケア方法に関する教育を行っています。

認定看護管理者

卓越した看護実践能力を有することを認められた看護師です。多様なヘルスケアニーズを持つ個人、家族および地域住民に対して、質の高い組織的看護サービスを提供することを目指し、看護管理者の資質と水準の維持および向上に寄与することにより、保健医療福祉に貢献する役割を担っています。

認定者名
横内由樹

主な活動内容

小児専門病院として地域から求められる役割を果たすために、組織の強みを活かした将来ビジョンを明確にし、取り組んでいきたいと考えています。現在は、子どもたちとその家族、そして地域に向けたより質の高いサービスを提供のために、部署の「あるべき姿」を実現するための目標の立て方について管理者研修を実施しました。各部署の目標管理への取り組みを継続的に支援していきたいと考えています。また、教育担当の協力を得て、看護職員のためのキャリア支援室を設置することができました。新人看護師だけでなく、経験者採用看護師、異動者・復職者などへの、個人面談を中心としたキャリア支援を始め支援の効果が上がっています。今後は「働き方改革」の取り組みを強化し、看護職が継続して働くための職場環境を整備するために、労務環境改善やワークライフバランス充実への整備を推進していきたいと考えています。

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